水道・交通委員会の行政視察に行ってきました。(11月19〜21日)

 11月19〜21日、水道・交通委員会の行政視察に行ってきました。

 写真は、沖縄の北谷町にある海水淡水化センターです。文字通り、海水の塩分を取り除き、真水を得て生活水として利用するものです。
 塩分を取り除くには、水は通すが塩分は通しにくいという特殊な性質を持った「半透膜」と呼ばれる膜を使います。槽の中を仕切って一方に真水を、他方に海水を入れると、同じ濃度になろうとして真水が半透膜を透過して海水の方に移動しますが、反対に海水側に浸透圧より大きい圧力を加えると海水中の水が真水側に押しだされるという原理 「逆浸透現象」を利用しているのです。
 最大1日40,000立方メートルの水を作り出す施設です。無尽蔵にある海水から水が作れることは、沖縄などひんぱんに渇水で苦しんできた土地においては、まさに夢の施設だったことでしょう。今回の視察では、沖縄同様、渇水問題に取り組む、香川県の丸亀市も訪れ、今年の夏に発生した2ヶ月間の渇水状況やその対策 の聴取もしてきました。

 横浜市においては、恵まれた豊富な水源と水道関係者の方々の努力、そして120年に及ぶ近代水道の歴史の中で培われた技術により、私たちは、蛇口をひねれば豊富なおいしい水を渇水の心配もなく得られるわけですが、今回の視察で、あらためて水の大切さを学ばせていただきました。
 また、横浜市水道10ヵ年プランの中で、よりおいしい安全な水を作るために、膜ろ過浄水技術をはじめとする最新浄水技術を川井浄水場に導入予定であり、そのための今回の視察でもありましたが、引き続き、横浜の水はおいしいと言われる歴史を引き継いでいけるよう願うものです。

 沖縄県の那覇のモノレール、ゆいモノレールの視察事項聴取と施設見学をしてきました。

 ご存知のように、沖縄は、陸上交通のすべてを道路に依存していることにより、約8割を自動車による移動手段に頼っているそうです。しかし、本土復帰後、道路整備以上に、車の台数が増え慢性的な渋滞が発生し、那覇都市圏では、バス のみで公共輸送機関の役割を担うには限界があり、道路整備と併せて、道路空間を有効利用できる都市モノレールの導入が必要となったという事情があります。
 平成15年開業したゆいモノレールは、2両編成で建設キロ13.1km(ちなみに来年3月開業予定の横浜市営地下鉄グリーンラインと同じキロ数です)で、15の駅があります。聴取では、特に安全対策についてお話を伺うことができました。安全柵やホームドア(自動ドア)を取り付けはもちろん、駅員が見回り、監視 カメラでも安全を確認するようにしていること、また、信号保安設備として自動列車制御装置(ATC)、車内信号機、及び列車検知装置(TD)を設けています。また、ひとにやさしいモノレールとして、車椅子対応改札口・乗降装置、福祉トイレなどバリアフリー対応も当たり前ですが充実しています。

 それでは、グリーンラインはどうなのか?

 グリーンラインは、<人やまちにやさしい>をテーマにバリアフリーはもちろんのこと、ユニバーサルデザイン、省エネ環境デザイン、ITデザインなどに配慮し設計されています。グリーンラインは、モノレールとも違いまた、既存のブルーラインの方式とも違い、リニアモーター推進方式で車両の小型化と空間の確保を両 立できています。

 やさしさも大事ですが、やはり安全が第一です。既設のグリーンラインでは、車両故障により、通勤客の皆様に多大なご迷惑をおかけしたところです。安全面での取り組みに最大限の努力を願いたいものです。
 
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